インテルは数十年にわたり、OEM(製品製造元メーカー)やメインストリーム PC コンシューマー向けの CPU(中央演算処理装置)の製造において世界的に知られている企業です。長年にわたりインテルは、性能と信頼性が高く、広範なソフトウェアやハードウェアプラットフォームと互換性を持つ CPU を一貫して製造してきました。
デスクトップ PC を構築したことがある人なら、インテルと AMD の両方の CPU を比較して、どちらが自分の構築に最適かを検討したことがあるでしょう。インテルでも AMD でも、選択した CPU で要件を満たす PC を予算内で構築できれば、どちらの CPU を選んでも間違いはありません。
プロセッサーを購入する場合、どちらのメーカーからも多数のモデルが発売されています。インテル CPU の場合は、末尾に F、KF、K などの接尾辞が付いたモデルがあります。以前までこれらはプロセッサーオプションの一部ではなかったため、少し混乱するかもしれません。そのため CORSAIR では、インテルの K、KS、KF、F プロセッサーの違いを説明するガイドを作成しました。これで、インテルプロセッサー名の接尾辞に関する疑問を解明できるはずです。
ビルドに適した CPU を選択できるように、インテルの F、K、KS、KF プロセッサーの違いを見てみましょう。
インテルプロセッサーの中で最も人気の高い K シリーズから見てみましょう。CPU の性能の限界を標準速度以上に引き上げたい場合は、おそらく K シリーズが理想的な選択肢です。インテルチップの接尾辞「K」は、アンロック対応であることを意味し、CPU をオーバークロックすることで、プロセッサーの能力を最大限に引き出すことができます。ただし、この機能をアンロックするには、オーバークロック CPU をサポートできるマザーボードと、CPU の発熱を効果的に放散するために CORSAIR 製オールインワン水冷 CPU クーラーのような高性能水冷クーラーが必要であることにご注意ください。従来型の空冷クーラーをお探しの場合は、A115 空冷クーラーをおすすめします。
CPU をオーバークロックするには、CPU がデフォルトの速度を超えたときにどのように機能するかを深く理解しておく必要があります。安定したオーバークロックを達成するために CPU とマザーボードの両方のパラメーターに必要な調整を加えるため、マザーボードの BIOS 設定に精通している必要があります。CPU をオーバークロックする予定がない場合は、K シリーズ以外のプロセッサーを選択するのが良いでしょう。K シリーズのチップを定格クロック周波数で使用すると、アンロック対応マルチプライヤが搭載された CPU を使用する意味がなくなってしまいます。
また、K シリーズ CPU は統合グラフィックス (iGPU) を搭載しており、CPU に直接グラフィック処理ユニットが組み込まれているということにも注目してください。つまり、NVIDIA や AMD などのサードパーティー GPU メーカーが製造している専用グラフィックカードとは異なり、CPU 自体にグラフィックソリューションが組み込まれているということです。
KS シリーズプロセッサーは、周波数と TDP がより高いことを除いて、K シリーズプロセッサーとほぼ同じです。ただし、このシリーズはインテル Core i9 プロセッサーに限定されており、生産量が限られているため、コストが大幅に高くなります。
このシリーズは市場最速のプロセッサーであり、性能を最大限に引き出すために設計されています。ゲーム、ストリーミング、コンテンツ作成、ビデオ編集など、KS プロセッサーの能力はインテルプロセッサーの中でも類がありません。このプロセッサーは、高い周波数で動作するようにインテルによってあらかじめトリミングされているため、オーバークロックを活用したい愛好家もこのシリーズに魅力を感じるでしょう。ただし、トップクラスの性能のために割高な料金を支払うことになるので、その価値が理にかなっているかを考慮することをおすすめします。
KF シリーズプロセッサーは、基本的には K プロセッサーと同じですが、唯一の違いは統合グラフィックスを搭載していないことです。K プロセッサーよりも低価格であることから、オーバークロック用の優れた選択肢となります。KF シリーズは、システムで専用グラフィックカードを使用する場合に優れた選択肢です。KF シリーズを選択することで費用を節約し、節約したお金を電源ユニットや DRAM などの高品質 PC ハードウェアに投資できます。
KF プロセッサーのユースケースは、K シリーズ CPU よりも広範です。ゲーム、ストリーミング、コンテンツ作成からビデオ編集まで、高性能グラフィックカード (GPU) と組み合わせれば、すべて KF CPU で処理可能です。専用グラフィックカードを使用する予定で、統合グラフィックスを必要としない場合は、KF プロセッサーがより実用的な CPU ソリューションとなります。
インテル K および KF シリーズプロセッサーと同様、F シリーズチップもメインストリームデスクトッププロセッサーとみなされています。F シリーズと K シリーズおよび KF シリーズとの違いは、CPU のマルチプライヤがロックされており、プロセッサーを定格クロック周波数や公称速度を超えて動作させることはできません。つまり、F シリーズプロセッサーは、K および KF プロセッサーのようにオーバークロック用には設計されていません。マルチプライヤがロックされていることに加え、F シリーズには KF シリーズのように統合グラフィックスが搭載されていません。
iGPU を搭載しておらず、マルチプライヤはロックされていますが、F シリーズプロセッサーには利点があります。まず、予算が限られている場合に優れた選択肢となります。PC の構築には費用がかかるため、CPU にかける費用を抑えることはできれば、中位から上位の GPU に費用をかけることができます。もう 1 つの利点は、F シリーズには統合グラフィックスが搭載されていないため、統合グラフィックスを搭載したものよりも熱管理がしやすくなります。これは、すでに専用 GPU ソリューションを搭載しているシステムにおいて、エネルギー効率の面で有利です。
インテルの最新世代のデスクトップ CPU である Arrow Lake Core Ultra 200 シリーズには、新しい命名規則が採用されていますが、K、KF などの接尾辞は同じです。
インテルプロセッサーを検討する際には、ニーズと入手可能なオプションの違いを理解することが重要です。予算とプロセッサーの長期的な価値も考慮してください。高性能なゲーミング PC を必要とせず、基本的なコンピュータータスクを処理できる、予算を抑えた選択肢をお探しなら、F シリーズが最適です。これらのプロセッサーには統合 GPU が搭載されており、i5 バージョンはさらに優れた性能を発揮します。予算が限られている場合は、i3 バージョンもあります。ご購入の前に、要件と予算を考慮して、十分な情報を得た上で CPU を決定するようにしましょう。
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